以前、糸リフト弁護団を結成し、電話相談を受け付ける、という話をアップしましたが、この度、品川美容外科と執刀医を提訴しました。
昨日(2014年9月17日)の12時30分頃提訴し、13時から記者会見を行いました。地元のテレビ局にも結構取り上げて頂きました。
NHKでの報道はこんな感じです。
http://www.nhk.or.jp/hiroshima-news/20140917/4631671.html
品川の糸リフト手術というのは、頬に、時間が経つと体内に吸収される糸(手術などで使うのと同じようなものだと思います)を挿入して、こめかみの上辺りから頬を引っ張り上げ、頬のたるみを取るという手術です。
3~5年など、かなり長期間にわたり効果が持続するという触れ込みで、30~100万円程度(今回提訴者の場合。値段バラバラですが、手術の内容が違うのかもよく分かりません)の手術を行うのですが、吸収糸ですから、1年以上もつと言うことはあり得ません。人にもよるのですが、長井人でも半年くらいの間には効果がなくなったようです(最初からなかった、と言う人もいます)
また、手術の痛みは1~2日、という程度で大したことはないという説明を受けた人も多いのですが、実際には、もっとずっと長く続いたという人もいます。たいていの人は、説明のニュアンスよりは痛みが続いたようです。
さらに、痛みが取れたと思ったら手術の効果がなくなったという人もいました。
また、この品川のやり方のひどいところは、勧誘方法にもあります。
まず、最初から糸リフトの手術を受けようと思って来院した人はほとんどいません(少なくとも原告の中にはいません)。フリーペーパーなどを見たりして、全く違う安価な施術をするつもりで行ったところ、長持ちするとか効果が高いとか言う説明を受け、契約する人がほとんどです。
しかも、今日なら大幅な値引き(本当は160万円だけど80万円にするとか)が受けられるといって、当日のうちに手術をしてしまいます。考える暇さえ与えないのです。
これらの被害を公にする意味も含め、今回、集団提訴に至ったというわけです。
今週の日曜日に、無料電話相談を弁護団で行います。これについては、また別のページで近々ご案内予定です。