下世話な話題ではありますが、高橋ジョージさんと三船美佳さんの離婚事件の第1回期日の報道がかなり大々的にありましたね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150303-00000115-spnannex-ent

個人的には、大学の頃(ちょうどロードが流行った頃)結構虎舞竜が好きで、アルバムも聴きましたし、ロードは4床までは確実に歌えます(笑)。ということで、このニュース、複雑な気持ちもないではないですが・・・。

モラハラ取り今野関係、離婚が認められるか、ということを期待されているかもしれませんが、あまりに加熱しすぎているので、ちょっと別のところを書きたいと思います。

このニュースを見たときに、高橋氏本人が期日に出席した、というところを見て、え?と思ったのが正直なところです。また、18席の傍聴席に200人以上が傍聴券を求めた、というところも気になりました。

前にも書いたことがあると思いますが、報道では、第1回期日に本人が出席しなかった、と特別なことのように書かれます。しかし、これは特別なことでもなく、普通は出席しません。特に被告側は、です。
まず、弁護士がついている場合、ほとんど弁護士が代わりに手続を行いますので、本人が必要な場面というのは多くはありません。尋問を受けるときには、本人の記憶をしゃべってもらわないといけませんので、さすがに代わりはできませんから出席してもらいますが、後は、出席しない方が普通です。後は、和解がまとまる際には、最後の結論を合意で決めるわけですから、私は出席してもらうようにしています。それ以外の場面では、本人が特に希望しない限り、まず出席しません。

さらにもう1つ、被告は、第1回期日に出席しなくても、答弁書を出しておけば、出席して答弁書を読み上げた扱いになります。したがって、本人はもちろん、弁護士も出席する必要はないわけです。

このような状況の中で、高橋氏はあえて出席したわけです。記事によると、「『自分のことなので、あくまで人に任せることはできないし、子供のこともありますので、他人事ではないので、出られるなら出たいと思った』と出廷した理由を語った。」ということで、確かにそのような理由で出席される方も希にいらっしゃいます。そうかもしれませんが、マスコミに取り囲まれるのが分かっていてあえて出席するという選択をしたことは、その部分でいいたいことがあったのかもしれません。

なお、第1回期日というのは、原告は訴状の通り陳述し、被告は答弁書陳述しますね、と裁判官が確認し、当事者がそれで間違いない、という話をし、次回までにどちらかが反論の書面を出すという予定を確認して終わりです。つまり、中身は傍聴していてもさっぱり分かりません。マスコミなら仕方ありませんが、一般の方で傍聴した人がいれば、飛んだ肩すかしを食らっただろうなあ、と思います。まあ、本人が出席したのだから目的は達しているともいえるのでしょうか・・・。